金魚


作品制作。
気温は低いけど、制作していると暑くなる。
あんまり動いていないのに。

絵の具の乾きが鈍い。
時間があまり無いので晴れて欲しい。

TVチャンピオンという番組で金魚すくい王って言うのを放送していた。
音声を聞いたり、たまに観たりしたのだが、決勝の一つ前の戦いで、ドジョウ、ウナギ、ニシキゴイをそれぞれ特製ポイ(輪っかに和紙が張ってある道具)にてすくうという競技を行っていた。
ニシキゴイにいたっては3.5kgあり、バシャバシャ暴れて40cm位の特製ポイを破り、誰もすくえなかった。
全国大会でも活躍しているという女子高生が負け、涙を流していたのだが、正直
「金魚すくいと関係無いじゃん!!!」
って言葉が頭の中に渦巻いた。
金魚すくいのチャンピオンを決める以上、金魚をすくう事のバリエーションで競技を作るべきで、決勝の「100匹金魚早すくい」には何の問題も無い。
けれど、「ニシキゴイ」と「特製ポイ」は全く別の競技じゃない?
テニスの一位を決めるのに、途中卓球の勝負はしないだろう。
それ位違うと思う。
女子高生の涙は理不尽への涙じゃなかろうか?

この事でVOCA展について考えたのだが、VOCA展は現在日本の絵画、平面表現では最も権威ある(っていうのか?有名?)な展覧会であるが、あの展示の仕方は絵画という表現の見せ方のほんの一手法でしかない。
絵画はもっとイロイロなアプローチがあるものなのだが、並べて壁に展示するというのは最もベーシックな1展示方法である。
それで、全ての絵画をまかなう事は当然出来ないのであるが、「ある一企業がある方向性の絵画を評価する」という観点で観ると納得出来る展覧会である。

それを踏まえると、この金魚すくいチャンピオンはTVチャンピオンという番組において、「金魚だけでなくニシキゴイまでもすくえる者が最も金魚すくいの上手な者である。」という基準をもっていると言う事になる。
これを、TVチャンピオンサイドが意識してニシキゴイをすくう競技を入れたのであれば文句は無いのだが、「金魚すくえるんだから泳ぐモン何でもすくえるだろ?」という考えであればあまりにも乱暴だと感じた。

VOCA展もある一方向性の展示においての作品評価という事を念頭において鑑賞すべき。