明確な加筆


パネル作成。
雨が降り続く。
天竜川が決壊しているニュースがTVで流れた。
僕の実家は利根川沿いだから川の増水には恐怖心がある。

漠然と絵を描きたくないのだが、画面の上に明確に絵の具を置くって何だろう?
明確に「ここに青を載せると美しい」と言う様な事は正直解らない。
だから絵の具を置いてから現れる状況に反応する。
自分は状況に反応するという以上の事は出来ないので、状況を把握する事だけは正しく理解したい。
これは解りやすく言うと、今の作品の状態が良いか悪いかだけしか解らないと言う事で、こうすると確実に良くなるという保障は僕の中に無く、経験と予測の元に筆は入れられて行く。
筆を入れるとは「悪い」を修正し続ける事とも言える。
油絵具の隠蔽力は加筆を許してくれるので、僕の書き方に有効なのだと思う。

以前に美しいと感じた関係性が次に美しいとは限らなくて、経験してしまった物は自分の視界に対する鮮度等が変わることもあるから、一度造った作品を何度も再制作する事は無い。
まあ同じ様には描けないのだけれど。。