「山の中で、ある程度広い場所で、大きな作品を制作する。」と言う経験が、06年11月~07年2月まで制作をした那須での生活に共通点が多いので、つい比べてしまうのだが、圧倒的に違うのは人がいるという事と寒くないという事。
毎日アトリエには人が来るし、誰かと会話をするし、イベントがある。
那須では70数日間で数人しか出会っていないのに、大違いだ。
人が居ると言うのは本当に複雑だと実感する。
人が居ない事はとてもシンプルで、自分が何かをしないと何も無い。
絵を描くという事自体は孤独でプライベートな作業である。
大抵街中にいても描いている事自体は一人だ。
今回は描いている時にも常に人が来る。
「絵を描く」という行為の中にもこんなに幅があるのだと驚く。
絵を描くだけであれば、一人で描く方が楽だし、絶対的に描き易い。
ただ、作品を描いた以上社会に流通させねばならないし、その社会とは人が居る所なのね。
あと、寒いのは絵が描き難いけれど、暑いのも描き難い。
芸術の秋万歳!
それでも、山の秋はすぐに過ぎてしまう。
