「絵画の王道」という言葉があるとする。
しかし、それは言葉の上でだけのもので、実際に絵画に王道というものは存在しない。
絵画には形も大きさも内容も一切規定が無い。
それを作り出しているのはその本人だけである。
四角いキャンバスが王道なのであれば、それ以前の絵画は邪道だということになる。
もちろんそんな事はないわけで、四角いキャンバスは生まれてからまだわずかの新参なのである。
では何を持って王道かという問いがあるかもしれないが、最初に言うように王道はないのである。
あるのは、いくつもの道筋が絡まった多道である。
王道ではなく多道。
イロイロな視点から絵画が制作されている状態、多道の状態が維持されることが通常であり、ひとつの道だけが繰り返しなぞられる事が絵画を守ることではない。
展示しやすいのは四角であり、描きやすいのは四角であり、持ち運びしやすい、買い求めやすい、片付けやすい、ストックしやすいのが四角いという事であり、それは「絵画自体」とは関係ない。
行いやすさと本来の姿は無関係である。
多くの道が並列で存在すれば良いと思っている。
もちろん四角い絵がいいなぁって思う気持ちはすごく理解出来る。
むしろ僕は四角にこだわって制作していた部類の制作者である。
でもそれは例えば丸い壁でも成立するものなんでしょうかね?
その良さが四角い空間に由来しているのであれば、考える余地があると思う。

1日中プラン作成。
