もったいない


劇的!ビフォーアフターというテレビ朝日の番組の最終回が放送されていた。
終わりの方だけ観たのだが、Y字路の角地に三角に建つ焼き鳥屋さんの建物を作り変えるものだった。
いつもの様に(いつも観てないけど)劇的に建て変わるのだが、それを観た焼き鳥職人の老夫婦が「私達にはもったいない」と連呼していた。
「良いもの」を自分にはもったいないと言う感覚って日本人には過分にあると思う。
へりくだる感覚と言うか、自分の価値(位?)を推し量る感覚と言うか。

美術を見るときに「俺には(私には)解らない」と言う発言をよく聴く。
目の前でも言われるし、TVでレポーターみたいな人なんかもよく言っている(メディアで「私には解らないのですが。。」という発言は犯罪的だと思う。ラーメンレポートで「私には解らないがおいしいと思う」って言ったら最悪なのと同じ感じ)。
これは美術はすべからく良いものという感覚から出ているのではないだろうか?
こんな良いもの(高尚なもの)私には解らないというのである。
少し考えれば宗教画なんかじゃあるまいし20代の日本人(毎日ブラブラ)が描くものが高尚なはずは無いのだが、多分思考停止する便利な言葉なのだろう。
じゃあ日本で誰が美術を理解するって言うのかしら?