地平


新しい地平をつくり、そこで動くのは一つの手だ。
そこは未開の地だから、全てが新しく全てが初めてだ。
何が起きてもそれが道となる。
それは一つの在り方で、とても目映いことなのだが、どうしようもなく煮詰まって、ガチガチに固まってしまった場所でするりと抜けることもとても重要だと思う。
将棋で新手とは定跡から歩を上げるタイミングが少し早いとか、どちらも大差無い選択で右に逃げるのを逆に逃げるとか、そんな些細な手だという。
新規事業は次々特集され、遅れてしまった方はそこに新しい方法が導入されてもなかなか目がいかない。
でも、人が考え、生活する場は大半が後者だ。
そして後者の中にも光明はあるはずだ。
絵画が沈む船で、美しさが溺れる感覚だったとしても。
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作品を「造っている」のであって「造らされている」わけではない。
与えられたものではなく、そこから反射したもの。
それと造り出したものが同じであったら、それはしかたが無いけれど。