視界の果て


僕は関東平野の真ん中、利根川中流域に産まれました。
平らな空。平らな地面。平らな遠景。平らな水面。

僕にとって世界の終りは平面だったと思います。
しかし、その全てにテクスチャーがある事は知っていました。

広大な色面を為している地面も、近寄れば草、花、土と物質でしたし、遠くで描き割りの様な橋も自転車でくぐり抜ける時は威圧感のある建造物でした。

絵画も全体はあるビジョンとして観えますが、細部はマチエルの集積です。