自分の型に持ち込む話


格闘技って「自分の型に持ち込」むという話がよく出る。
総合格闘技は幅が広いから分かりやすいけれど、「寝技に持ち込めば勝ち」とか「立って戦えば有利」とか。
もっと限定したボクシングや相撲でも「中に入れば」「右マワシを取れば」という話になる。
投げでも締めでも、「ある型」になったら最強でも、その型に至らないとあっさり負けてしまう。
絵画はその「ある型」によく似ていて、鑑賞者の体だったり感情だったり意識だったり、作品に対峙するまでのグレーな時間をある型まで行かせることが重要なのではないだろうか。
僕自身は「絵画」が表現の中で最も好きなのだが、それ自体はメガトンパンチみたいな物で、あたればすごいが融通がきかない。
基本的には当たれば倒れるパンチに頼る選手は好きじゃなくて、そこへのプロセスが真っ当なのが好き。
剛腕だけでなく、剛腕の空振りをフェイントにロープまで追える選手が良いなぁ。
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