組立かた


・第三回「組立」:人形町Vision’s
 境澤邦泰×田中秀和×永瀬恭一×松浦寿夫 展
トーク【生き残る(ための)芸術】を聞く。
2部構成、5時間の長丁場。
雨なのに人が結構参加している。

第一部 生き残る(ための)書籍・建築・美術
パネリスト 阪根正行(ジュンク堂書店員)/柴田晃宏(建築家・IKMO)/境澤邦泰(画家・ART TRACE)/司会:永瀬恭一(画家)
第二部 美術史を組み替える
パネリスト 松浦寿夫(画家・美術批評・東京外国語大学教授)/星野 太(美学・表象文化論・東京大学大学院総合文化研究科博士課程)/佐藤雄一(詩人)/司会:境澤邦泰(画家)

一部は様々な立ち位置からの現状、経過報告。
二部はそれぞれが書籍「組立」に寄せた文章の報告とそこからパネリスト間での展開。

一部では坂根さんの広い視野が目立った。
自身の文章、ハブ型書店員の可能性を体現するような視野を持っていた。
彼によって、場に華やかさやゆとりのような、取っ付きやすさが生まれたと思う。

二部はもっとハードな内容。
境澤さんが一、二部両方に参加している事で、鑑賞者と登壇者の時間的な距離が近かったような気がする。
言葉の扱い方が皆違っており、それぞれを認識するのに結構疲労した。
文字では読めてもそれを口頭で発音した事が無い言語が出されると、「字幕が欲しい・・」と思ってしまう。
それは僕の不勉強なのだけれど。
先に書籍「組立」を読んでおけば良かった。会場で買えば良いやと思っていたら失敗。
各自が自分の文章を説明した時間を除くと、パネリスト間のやり取りに割かれた時間は長くは無かったので、もう少し時間があっても良いのかと思った。(5時間なのに!?)

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それでも、広い人選で5時間というトークイベントは意欲的だし、書籍化も含め3回目の「組立」企画として実現した永瀬さんは大変素晴らしいと感じた。
同日には「美術犬」や他何カ所かでトーク、対談があったようだし、そういうイベントで飽和するような事があって、さらに先にすすめるのだろうなぁと思った。(美術犬も続いていて本当に偉い。超頑張ってほしい。)

鑑賞者に選択肢があるのはとても幸福。でも、その選択肢を造るのはとても大変。

打ち上げでは沢山作家の言葉が聞けておもしろかった。
雨は一日上がらなかった。