標本箱


徳島県立博物館で世界の昆虫展を見る。
石田正明氏によって収集された数万の昆虫がズラーっと標本箱に並んでいる展覧会。
とても素晴らしい展覧会だった。
美しすぎて頭を持って行かれた感じ。
標本箱の中は頭の内部を見ている様でとても見え方として美しい。
大学の時に友人に見せてもらった標本箱は衝撃的だった。

古い地図なんかも、頭の中と言う感覚があり、美しいビジョンだ。
この感じは何なのだろう?

徳島県立美術館
美術の国徳島 1昭和の文展、帝展作家展
常設に結構良い作品が入っていた。
ボルタンスキーの作品のキャプションにボルタンスキーの没年が2025年と書いてあって笑えた。
神山町のALTエマに連れて行ってもらったのだが、作品や虫をスケッチしてとても時間がかかる。
外国の人が展覧会を一日楽しむってどういう事か少し解った気がする。

神山に作品を制作に来ているチャリスという池田町のALTが帰国するのでさよならパーティーが開かれた。
僕は来て間もなくて、チャリスとも2回くらいしか会っていないけれど、誰かと別れることは寂しいし、僕の住む場所はとても短いスパンで人が流動して行くのでその流れの一端を見て苦しかった。
チャリスは僕に自身の持つ油絵具を全部くれた。

僕は人から絵の具をもらうことが好きなのだけれど、それは、自分の使用する色と同時に、自分が使わない色や絶対買わない色を得ることが出来るからだ。
作者の頭の中を見ているようでとても面白い。
完成作品を見て、その要素である絵の具を見ると不思議な感覚になる。
美しい絵画に昇華させたいよ。