春近し


気温が高いので筆の運びが少々重いです。
絵の具の乾燥が早くなってきている様です。
3日に雪が降ったと言えども春近しという感じです。

4日5日の土日は暖かだったので制作が進みました。
とは言ってもまだまだ初期段階で構図を探りながら絵の具を置いてゆく作業をやり続けています。
この「初期段階」は制作全体の7割とか占める作業なのでもう2週間以上描いていますが全く完成は見えていません。
画面上に絵の具を置くとそこから構図は大きく限定される事になります。
「常に可能性を残しながら絵の具を置く」状態から「可能性を消しながら構図を決めてゆく」という流れで制作は進むのですが、まだ「可能性を残しながら〜」の部分なので少し描いては現状を確認してまた描くの繰り返しです。
この構図というのも「布地と絵の具の関係性で出来る構図」と「絵の具同士の関係性で出来る構図」が画面内に入り組むわけですが、「可能性を残しながら〜」の段階は布地が見えるという事と大きく関係します。
絵の具同士ならば油絵の具の隠ぺい力でどんどん加筆出来るのですが、布地は絵の具を載せるともう取り返せないのでジワジワと描きます。
よって可能性だらけの画面は穴だらけのスカスカな絵画になって行くのですが、設計図をどんどん細かくしてゆく様な感じなのでメモの様な絵の具が散乱していて数日後に同じ画面を見たときに自分で理解できない部分も発生します。
これは「その部分」を描いていた時から数日で「その部分」の周りの関係性が変化しているから出来る違和感もあります。
こんな部分も意外と重要な感じになることもあります。
全く駄目な場合ももちろんあります。

個展は「内海聖史展」4月25日〜水戸にあるアートワークスギャラリー(水戸芸術館から徒歩1分以内)です。
近づいたらまたきちんと情報載せます。
http://www17.ocn.ne.jp/~artworks/

春近し_f0082794_1504172.jpg