・ドラックアウトスタジオ:笠原 出 ふわりんぼ『睡蓮景』
・スカイザバスハウス:平野薫展

制作をしてから、官邸前にゆく。
駅には出ようとして階段を上がる人と、帰る為に降りる人が入り乱れており、流動性が高い事がわかる。
地上に出ると、歩道車道を問わず沢山の人がひしめいている。
官邸の場所は知らなかったが、歩く方向をみればなんとなく場所は知れた。
「反対」の声が言語というより音のようにそこかしこでわき上がっていて、「人がいる」というという存在の厚みと熱気で満ちている。
少し歩いたら、人の壁が詰まって歩けなくなってしまった。
官邸にたどり着いてしまったら、その先にはいけないから溜まってしまう。
この溜まってしまったものは、方丈記のように時とともに流れてしまうのだとおもうのだが、ここの意識の方向に流れるのだろうか。
集団行動の中にいるときこそ自分がなにを考えているのかわからなくなってしまう。
むしろ、疎外感が強まってしまった。
8時になり、解散が告げられたので、官邸前から銀座まで歩いた。
少し現場から離れると、そこにはもう何の熱気もなくて、いつもの明るい町と明るい半月だった。
まるでサッカースタジアムの熱気のように、現場の外には急速に何もなかった。
