奥田民生の歌詞で「名曲をテープに吹き込んで」とある。
名曲とは人によって違う。
この時の「名曲」を作りあげたのは、作家もあるだろうけれど、それを名曲と認定したその人自身でもある。
もっといえばその曲を提供した社会とも言える。
映画や音楽はそれを名作、名曲だと言うことに躊躇がない社会がつくられている。
美術はまだそこまでいっていない。
映画や音楽はもうその作品が単体として社会に投げ出されている。
だから誰々の何という曲と誰々の何が好きというように独立できる。
自分が名曲だ神曲だと思ったものが最上なのである。
美術はそこまで細分化しきれていないので、どうしてもざっくりと作家単位になる事が多いようだ。
でも誰の作品でも好きなのと嫌いなのがあってしかるべきて、ピカソはこれだとか、村上の727は良いとか、森さんの去年のミズマの彫刻は傑作だと思うとか、そんな風に粒だてられると面白いなと思う。

狭い通路で全く動かない女の人がいてすげぇ恐かった。
