Coriolis -コリオリ-

Coriolis ©️UCHIUMI SATOSHI photo by Ken KATO
今まで何度も通った退屈な道。
その見慣れた道を徒歩や自転車など別の方法で通ることになったとき、
今まで見えていなかった景色に気がつく、といった経験は誰しもあるだろう。
Bunkamura Box Gallery は
「ギャラリー空間の右手から身体が入り、壁に沿って絵画を鑑賞する」
という身体の動きを促す空間である。
その見慣れた道を徒歩や自転車など別の方法で通ることになったとき、
今まで見えていなかった景色に気がつく、といった経験は誰しもあるだろう。
Bunkamura Box Gallery は
「ギャラリー空間の右手から身体が入り、壁に沿って絵画を鑑賞する」
という身体の動きを促す空間である。
①右壁作品を見る
②正面壁作品を見る
③左壁作品を見る
④最後に手前のガラス面から全体を見渡す。
その、本来自然に行われる身体の動きを強制するように絵画を設置する。
④の動きに到達するまでは、作品の全貌はわからない。
展覧会を理解する順番をズラす試みである。
展示壁には「展覧会の影」として、鏡が展示される。
その影として展示された鏡に対応する絵画作品は、ギャラリー外の壁に設置する。
こちらも、絵画の展覧会が認識される順番を変える試みとなる。
展覧会を韻文的にではなく、散文的に理解する。
物事を享受する乗り物を変換する。
タイトルの「Coriolis-コリオリ-」は、ギャラリーの持つ身体の動きが常に反時計回りなので、
北半球の台風にかかる慣性の力「コリオリの力」からつけられています。
画家 内海聖史
